こんにちは、成城補聴器フィッティングルームです。酷暑と呼ぶにふさわしい今年の夏も過ぎ去り、ようやく涼しさを感じる季節がやってきました。
暑いときも寒いときも、当店舗は寝たきりの方や足腰に不安な方、店舗までご来店頂くことが困難な方への支援策として、ご自宅・入居先施設・入院先医療機関への訪問と、現地での聴力測定、補聴器調整、メンテナンス業務等に長年取り組んで参りました。
そんな出張の心強いパートナーだったクルマの稼働年数が10年を超え、いよいよ元気が無くなって参りましたので、訪問車両の更新を行いました!
日産の自動車、サクラ G です。更新にあたり、当社は3つの想いを込めました。
- 電気自動車(EV)に致しました。次世代にクリーンで優しい環境を残すために。
- 車両側面などには店舗名称の判り易い表記を。成城の景観に配慮すべく色味は「成城憲章」に従いました。
- 「東京都 ナンバーワンの補聴器店舗」を目指して。東京タワーをデザインした、ご当地東京ナンバー”1”!
古い話ですが、私が前職の補聴器メーカーに勤めていた2000年代当時から、地球温暖化や二酸化炭素低減は世間を賑わせていました。そんな最中、従業員から会社に「わたしたちの提案」と題しての新しい製品やサービスを考える機会がありました。またその頃は民間企業が二酸化炭素の排出権取引を出来るようになってきた時代でも在りました。
二酸化炭素の排出権取引とは、企業が温室効果ガスの排出量を売買する制度で、CO₂削減を経済的に促す仕組みです。
「次世代に綺麗な地球を残す」という概念は、補聴器をお使いになる世代の方からの、また補聴器製造会社からの強いメッセージになると考えた私は「排出権取引補聴器」を提案しました。売上からCO₂削減に投資する補聴器です。しかしながら審査結果は敢え無く落選。審査部門の落選理由は「名前が難しいから」で、残念な気持ちになった覚えがあります。審査して欲しかったのは名称ではなく、概念やシステムでしたので。
時代が移り、いま成城補聴器フィッティングルームにて、クリーンな地球に向けて少しでも貢献出来ることを喜ばしく思います。
成城地域には「成城憲章」という、地元の方々が大切にする想いを文章化したものがあります。軽井沢などの観光地でも昨今取り入れられている「景観に配慮した広告」も含まれており、成城ではたらく我々も協力すべき事柄と考えています。
7、街並み景観や美観への配慮
(1)建築物や看板等の工作物は、成城の落ち着いた街並み景観や美観に十分に配慮ください。また、街並みと著しく不調和なけばけばしい原色系などの色彩の使用は差し控えてください。
スタッフやデザイナーからは「看板なんだから、派手で色味をつけたものを!」という提案も実際に有りましたが、美しい成城の景観に配慮すべく、モノトーンで落ち着いた”つや消し黒”の店名表記としました。白黒のボディカラーと相まって落ち着いていながら、視力に不安がある方にもハッキリと視覚頂ける様になったと思います。
成城補聴器フィッティングルームは、この電気自動車 サクラを駆って、これまで以上に皆様に選んで頂ける「東京都 ナンバーワンの補聴器店舗」を目指して、どこまでも走って参ります!
撮影は、紅葉が美しい頃合いに、世田谷区民 憩いの場 東京都立砧公園 駐車場でおこないました。





