世界初!空気電池と入れ替え可能な補聴器充電システム!

RIONET_HX-T1_成城補聴器

メリークリスマス!成城補聴器フィッティングルームです。

一昨日12/23、リオネット補聴器の製造元 リオン株式会社より「世界初」の補聴器充電システムについてニュースリリースが為されました。

空気電池と互換性のある充電池を採用した
世界初※1「補聴器用ワイヤレス充電システム」を発売

※1:空気電池と互換性がある充電池を用いた補聴器用ワイヤレス(無接点)充電システムとして(2019年11月リオン社調べ)

発売開始時期 2020 年1 月20 日 (月)

リオンは、補聴器用空気電池と互換性のある充電池と充電器で構成され、補聴器を無接点で簡単に充電できる「補聴器用ワイヤレス充電システム」を2020年1月20日から発売します。このシステムにより、既存のリオネット補聴器※2を充電式の補聴器として使用することが可能となります。

なお、「補聴器用ワイヤレス充電システム」は、日東電工株式会社と共同開発し製品化しています。補聴器用の空気電池と互換性がある充電池に対応する無接点のワイヤレス充電器システムは、世界で初めてとなります。

RIONET_HX-T1_成城補聴器
RIONET_HX-T1_成城補聴器

画像:補聴器用ワイヤレス充電システム

補聴器用ワイヤレス充電システムの主な特長

  • 約4時間で充電が完了し、一日中使用することが可能です。
  • 充電池は約800回の繰り返し充電が可能です。
  • 無接点の「ワイヤレス」充電システムにより、充電池を入れた補聴器を充電器に入れるだけで充電が始まります。また、汚れなどによる充電時の接触不良の心配がありません。
  • このシステムにより、既存のリオネット補聴器※2を充電式補聴器として使用することが可能となります。
品名/型式 品目コード JAN コード 希望小売価格
充電器 HX-T1 HXT10000 4989696024278 40,000 円
充電池 HX-R1 HXR10000 4989696024261 10,000 円

※ 充電器付属品:AC アダプター(ケーブル含む)、スロット、パネル、取扱説明書(保証書付)
※ 充電池付属品:ケース、取扱説明書(保証書付)

補聴器装用者の利便性の向上について

補聴器用ワイヤレス充電システムの発売により、補聴器装用者の利便性が大きく向上します。

  • 充電池と空気電池を使い分けることが可能となります。そのため、外出先などで充電切れを心配する充電池の課題と、定期的に電池交換しなければならない空気電池の煩わしさを解消し、いつでも安心して補聴器をご使用いただけます。
  • 現在お使いのリオネット補聴器に充電池を用いることで、充電式の補聴器として使用することが可能となります。対象となるリオネット補聴器※2は、耳かけ型補聴器21機種となります。

※2:対象となる補聴器は、リオン社製補聴器のうち、空気電池PR48を使用する耳かけ型補聴器21機種(2019年12月現在)

タイプ (HB-)
リオネットシリーズ A6AA、A6AB、A6AC、A6AX*、 W1AA、W1AB、W1AC、W1AX*
リオネットマジェスシリーズ W1M、W1TA、W1RA、 A1M、A1TA、A1RA
リオネットプレシアⅡ
シリーズ
W1CS、W1YS、 A1CS、 G9YS
リオネットクラッセ W1CL、 G9CL
その他 D8C、D8L、 G9H

* 末尾X:試聴器

驚きのクリスマスプレゼントでした。

出先で充電切れても、通常の空気電池が使えてしまう特別な充電補聴器、成城補聴器でご予約受付開始いたしました!

日本発、世界初の充電器ですが、補聴器はすでに成城補聴器でお取り扱いしております

客観的な指標③「音場測定」

成城補聴器フィッティングルームです。

当店ご来店のお客様から「お、スピーカー新しくなったね!」とお声がけ頂けるので、当ブログでも”客観的な指標③「音場測定」”としてご紹介申し上げます。

写真は、成城補聴器で最近新調しました音場測定用のスピーカーです。

  • 「20cmフルレンジスピーカー」FOSTEX FF225WK
  • 「スピーカーボックス(Bass Reflex type)」FOSTEX BK225WB2

FOSTEXブランドは、日本が誇る音響機器メーカー フォスター電機株式会社(東京都昭島市)が製造する製品に冠されます。多くの耳鼻咽喉科 音場検査システムでリオン社等が納入をしてきた実績があります。

成城補聴器のスピーカーこだわり1

一般的なスピーカーは音楽を聴く用途に用いるため、高い周波数を担当するツイーターと、低い周波数を担当するウーファーの2個以上に分かれて音を鳴らします(2-wayスピーカーなど)。

パイオニア社 AV基礎知識より(画像クリックでリンクします)

スピーカーを複数個用いるスピーカーの場合、音の発生源が二つ以上に分かれてしまうため、定位感が失われ測定や検査に適しません。

成城補聴器では耳鼻咽喉科での検査に用いるスピーカー同様に、スピーカーはシングルコーンでフルレンジ(周波数)をカバーできるタイプ(1-way)を選択しました。

FOSTEXのFFシリーズ最大サイズ、20センチ型フルレンジなので、低い周波数もメリハリが効いて、高い音から低い音までフラットな特性で、且つ点音源の定位感です。補聴器の音場測定に向いたシステムになりました。

成城補聴器のスピーカーこだわり2

成城補聴器では、リオン株式会社の普通騒音計 NL-42に、1/3オクターブバンドソフトウェアを追加した特別仕様です。オージオメータから音場スピーカーを経由して正確な音圧で測定できているのか、日常的に確認をしています。正しく調整された補聴器であることを客観的に把握するために、必要な業務です。

補聴器を装用(使用)した状態で「どれくらい良く聴こえているか」を、成城補聴器では必ず測定致します。ご本人様の主観と、測定から得られる客観的データを組み合わせて、最適な調整状態に仕上げていく重要な過程です。

→客観的な指標③として、入手されることをお勧め致します。

認定補聴器専門店であれば必ず測定環境が整っています。ご自身の店舗を確認の上「音場測定してください」とお申し出ください。

まれに認定店舗ではない店舗が「補聴器専門店」と掲げています。そういった店舗は、テクノエイド協会の認定補聴器専門店ではない可能性があります。逆にメガネを扱う兼業店であっても、認定補聴器技能者を有する認定補聴器専門店である場合もあります。

成城補聴器の音場測定1:音場域値

補聴器装用状態での最小可聴域値(どれだけ小さな音で聴こえた!と自覚できるか)を測定します。250Hz,500Hz,1,000Hz,2,000Hz,4,000Hzの5周波数で測定。個人差はありますが、25dBから35dBで聴こえるように補聴器を調整します。

上図の例では、青色▲が補聴器装用状態。白抜き△が補聴器なし状態(裸耳;らじ)です。その差分=緑色のエリア(ファンクショナルゲイン)分、補聴器が増幅出来ていることを表します。

密閉型補聴器か、開放型補聴器か。外耳道内の残存容積がどれくらいか。影響はいろいろありますが、概ね客観的な指標②で把握しました「周波数特性」に準する数値分、ファンクショナルゲインで向上すると考えられます。

成城補聴器の音場測定2:快適レベル

補聴器装用状態での快適レベル(大きすぎず、小さすぎず、ちょうど良い音量で聴こえるレベル)を測定します。500Hz,1,000Hz,2,000Hzの3周波数で測定。個人差はありますが、50dBから55dBで装用者が快適に聴こえると感じて頂ける様に調整します。

成城補聴器の音場測定3:ことばのききとり

補聴器装用状態での言葉のききとり(「あ」とか「き」とかの単音節×20語。1語5%。100%が満点)を測定します。「音は聴こえるけれど言葉が判別できない」という訴えを客観的なデータで把握します。補聴器なし(気導受話器:ヘッドフォン)の最高レベルが、補聴器装用状態で実現出来ているかを確認します。

上図はスピーチオージオグラムと言います。縦軸は正答率、横軸は音圧です。白抜き△は補聴器なし(裸耳;らじ)の言葉の聞き取り正答率。青色▲は補聴器あり(装用時)の正答率です。最高語音明瞭度75%を装用状態で達成できており、調整は適切と推察されます。適合の良否は補聴器適合検査が実施可能な耳鼻咽喉科でおこなわれます。

正確な測定環境で適切な調整をできるよう、常日頃から測定技術の向上に努めています。客観的なデータに基づいた調整を一度お試しになりませんか?

他店舗ご購入の補聴器でも喜んで承ります!もっと聴こえたい方のセカンドオピニオンで多数のお客様に喜んで頂けております。成城補聴器フィッティングを是非どうぞ!

成城補聴器のクリスマスプレゼント

成城補聴器のクリスマスプレゼント2019

おはようございます。成城補聴器フィッティングルームです。

今日から師匠も走る、2019年12月。今年もあと1ヶ月ですね。
令和元年は皆様にとってどのような年でしたでしょうか。

平成元年創業の成城補聴器フィッティングルームは、お陰様で過去31年間で最高の業績となった一年間でした。

長年、成城補聴器を愛していただいたお客様、新しくお越し頂いたお客様。
また、いつも大切な患者様をご紹介頂ける耳鼻咽喉科の先生方のお陰です。本当にありがとうございます。

例年同様、今年も一年間の感謝を込めて、12月ご来店の皆様にもれなく、クリスマスプレゼントを本日より贈らせて頂きます。

成城補聴器のクリスマスプレゼント2019
7way クッキングマット 外観(3色)

今年のプレゼントは、テレビや新聞、ラジオでおなじみのフードスタイリスト マロンさん考案の「7way クッキングマット」です!

成城補聴器のクリスマスプレゼント2019
7way クッキングマット 説明

一見思いつく、鍋敷・鍋つかみだけではありません!
固いフタにお困りのご年配の方でも、軽いチカラで開け閉めできるキャップオープナー機能まで備えた、素敵なアイテム!

全三色からお選び頂けます。月末にはご希望のお色から選べなくなってしまう場合もございます。ご来店はお早めに。

年末年始を快適な聴こえでお過ごし頂けるよう、無料点検・清掃も承っております。他店お買い求めのお客様も、最高の笑顔と設備、測定環境でお迎え申し上げます。

どうぞお気軽にご来店ください!

補聴器用空気電池 無料提供のおしらせ(台風19号 被災者支援)

補聴器空気電池無料_成城補聴器

補聴器空気電池無料_成城補聴器

成城補聴器フィッティングルームです。

先日の台風19号は、当社所在の東京都世田谷区でも大きな被害をもたらしました。このたびの台風により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早くいつもの生活に戻れることをお祈り申し上げます。

成城補聴器フィッティングルームといたしましては、被災者の皆様にできる限りのご支援をさせて頂きたく考えております。

支援は国産 リオネット補聴器の製造元、リオン株式会社(本社 東京都国分寺市)の協力の下、下記の通り実施いたします。

支援内容

補聴器用の空気電池を、店頭または郵送等にて無償(無料)提供をさせていただきます。

  • ご使用中の補聴器メーカーに関わらず提供いたします。
  • お一人様につき2パックまでとさせて頂きます。

無料電池の受け取り方

情報5項目を、下記連絡手段のいずれかでおしらせください。

情報

  1. お名前
  2. ご住所
  3. 被災された場所
  4. 電池のお届け先
  5. 電池の型式(不明の場合は補聴器の型式)

補聴器の型式・電池の型式の調べ方は →こちらから

連絡手段

  1. E-mail shien@rion.co.jp
  2. FAX 042-359-7441
  3. 郵便 〒185-8533 国分寺市東元町3-20-41 リオン(医)営業部 宛
  4. 電話 0800-500-2933 (受付時間:月~金曜日(祝日除く)9:00~17:00)

そのほか、成城補聴器フィッティングルームに直接ご来店頂いても、無料電池のお渡しは可能です。

支援の対象

このたびの台風により災害救助法が適用された地域で被災された皆様

災害救助法適用地域
「令和元年台風第19号に伴う災害にかかる災害救助法の適用について(内閣府)」
http://www.bousai.go.jp/taisaku/kyuujo/kyuujo_tekiyou.html

成城補聴器 近隣の下記みなさまは、もちろん対象地域です。
世田谷区、大田区、狛江市、調布市、府中市、稲城市、川崎市等

支援の期間

2019年10月21日(月) から 11月29日(金) 受付分まで

備考

  • 電池のお届け時期につきましては、交通事情や販売店の被災状況などにより、時間がかかる場合があります。

リオネット補聴器を遺失、または破損された皆様向けのご支援

被災の結果、リオネット補聴器を遺失または破損された皆様には、ご購入後の期間や購入店舗に関わらず、無償にて代替品の提供または修理をさせていただきます。お気軽に成城補聴器フィッティングルームまでご指示ください。

台風19号 接近に伴う営業時間変更のおしらせ

成城補聴器 OPEN

成城補聴器 営業時間 OPEN

成城補聴器フィッティングルームは、台風19号 接近に伴い、下記の通り営業時間を変更いたします。

2019年10月12日 土曜日

営業時間 9:30-11:30

PM(午後) お休み

2019年10月13日 日曜日

AM(午前) お休み

営業時間 13:00-16:00

2019年10月14日 月曜日(祝日)

営業時間 9:30-18:00

2019年10月15日 火曜日

火曜定休

2019年10月16日 水曜日

営業時間 9:30-18:00

成城補聴器 営業カレンダー

補聴器には消費税がかからない? キャッシュレス決済がお得?

補聴器と消費税の関係(非課税)

こんにちは、成城補聴器フィッティングルームです。本日2019年9月28日土曜日の成城は、まだ残暑の様な日差しの強い晴れ方ですが、時折秋を感じさせる爽やかな風が吹いています。

巷では消費税10%への増税を直前に控え、その影響で高額商品のお買い求めを検討されている方が増えていると伺います。そんななか、当店への消費税増税に関するお問い合わせも、沢山頂戴しております。

「消費税が10月から上がりますが、補聴器は9月に購入した方がお得ですか?」

補聴器と消費税の関係(非課税)

実は、補聴器は消費税がかからない「非課税商品」に定められています。

消費税法施行令 第十四条の四の規定に基づき厚生労働大臣が指定する身体障害者用物品 及び その修理を定める件
(平成三年六月七日 厚生省 告示第百三十号)
→第8項 補聴器

そのため、消費税が8%から10%に変更されても、補聴器本体の支払額に違いはありません。ただし、電池や乾燥ケースなどの関連オプションは消費税の対象です。

「補聴器は薬事法に定める医療機器だから消費税がかからない」と案内されている情報を時折見かけますが、これは正確性に欠けた説明です。

施行令を読めば明らかですが、補聴器は身体障害者用物品だからこそ、特別に消費税の非課税を認められた商品です。聴力検査装置であるオージオメータや、ご自宅で使われる体温計は医療機器ですが、当然消費税はかかります。

また2019年現在、薬事法は効力がありません。正しくは薬機法=「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」です。薬事法は古い呼び名です。 


消費増税とは異なる話しですが、経済産業省が進捗している政策に「キャッシュレスで、ポイント還元政策」があります。

これは、消費税増税で消費が冷え込まない様、その5%もしくは2%が還元されるという施策です。

  • 2019年10月から2020年6月までの期間、
  • 中小企業が経営する販売店において、
  • キャッシュレス決済(クレジットカード等)で支払った場合に限り、有効。

キャッシュレス・消費者還元事業 成城補聴器 5%

成城補聴器フィッティングルームは申請が受理され、5%還元の対象店舗です。

補聴器は消費税が非課税のため、消費増税の影響を受けません。

しかしながらキャッシュレス・消費者還元事業は、基本的に消費税増税と切り離して運用されます。よって対象店舗においては、補聴器本体の購入時には、5%還元対象となります(*)。

(*)
一般社団法人キャッシュレス推進協議会に成城補聴器株式会社が確認済み。

キャッシュレス推進協議会とは
経済産業省より採択され、 当省監督のもと一般社団法人キャッシュレス推進協議会が当政策の事務局に当たっている。

仮に両耳2台で30万円の補聴器を購入された場合、5%にあたる15,000円が請求額から差し引かれるなどの対応(*)が、カード会社側でとられます。

(*)
還元上限額の多くは15,000円(1ヶ月あたり)の模様です。還元上限額や方法は決済事業者(カード会社など)によって異なります。詳細はご自身のクレジットカード会社のホームページなどでご確認をお願い申し上げます。

そういった意味で、前述のご質問
「消費税が10月から上がりますが、補聴器は9月に購入した方がお得ですか?」
への回答は、

「2019年10月以降に、クレジットカード決済にて、成城補聴器フィッティングルームで、補聴器を購入するのがお得です!」

となります。

キャッシュレス決済についてはこちらのページで詳細を記載しています。国の補助で補聴器が購入できる、短い期間です。

お買い替えのご検討の方も、新規に検討の方も、成城補聴器で無料にて詳細なご相談を承っております。どうぞお気軽にご来店ください!

成城補聴器 取り扱い補聴器の商品一覧は→こちらから

成城補聴器 フィッティングポリシーは→こちらから

敬老の日

成城補聴器_良い聴こえ_敬老の日

成城補聴器_良い聴こえ_敬老の日

こんにちは、成城補聴器フィッティングルームです。

本日2019年9月16日は敬老の日ですね。
成城は雨模様ですが、昨今の猛暑が鎮まって、却って過ごしやすい印象です。

長寿・長生きが一般的になって久しい昨今、長生きはもちろんですが、健康寿命もより一層に重要と伺います。

難聴と認知症の関連性も各メディアで取り沙汰されますが(*)、ご自身や大切なご家族の正確な聴力は把握されていますでしょうか。楽しい毎日を送れるように、良い聴こえを探してみませんか?

(*)難聴になると必ず認知症を発症するというわけではありません

良い聴こえのお手伝いが出来るようにと、成城補聴器フィッティングルームは日曜・祝日も元気に営業しております。
ご家族そろって遊びにお越しください!

キャッシュレス・消費者還元事業 5%還元セール!

キャッシュレス・消費者還元事業 成城補聴器 5%

キャッシュレス・消費者還元事業 成城補聴器 5%

成城補聴器フィッティングルームは、このたび経済産業省の監督下で実施される「キャッシュレス・消費者還元事業」の審査を通過し、加盟店(対象店舗)となりました。

期間 2019年10月 2日(水)から 2020年 6月29日(月)まで

仮に両耳30万円の補聴器をクレジットカードでお買い求めの場合、1万5千円のキャッシュバックを受けることも可能です。政策でお買い得なこの期間に是非、成城補聴器フィッティングルームから新たな聴こえライフを!

↓詳しくはこちらからどうぞ↓

キャッシュレス・消費者還元事業 経済産業省 バナーロゴ

客観的な指標②「周波数特性」←補聴器特性試験装置の記録から(重要)

補聴器の概要イラスト

客観的な指標①「オージオグラム」で、聴力を把握できました。次は補聴器が「どんな音に増幅しているか」を把握することが肝要です。

いま補聴器をお持ちの方やご家族の方にとっては、装用されている補聴器の内容を知る、ということになります。これから補聴器を作ってみたい方は、試聴の段階で得ることが出来る情報です。少し難しく思われるかもしれませんが、その見方をご案内申し上げます。

客観的な指標①「オージオグラム」が入手できましたら、次はその聴力をもとに、補聴器の音作りを行います。昨今の補聴器は(成城補聴器では殆どOFFですが)デジタル機能が大変多く、様々な調整項目があります。とりわけ基本的な項目が「周波数特性(しゅうはすう とくせい)」です。

この周波数特性の前に、補聴器の仕組みを簡単にご案内申し上げます。

↓クリックすると大きな図が表示されます↓

図A 補聴器の概要イラスト

図A「補聴器の仕組み」をご覧ください。補聴器は「音を大きくすること」が主な仕事です。音が補聴器に入ると、まずマイクロホンで補聴器に取り込まれます。その後、プロセッサーで音を処理・増幅して、イヤホンから大きくした音を出し、耳の奥の方へ導きます。

「周波数特性」は、補聴器に入ってきた音と、補聴器から出てくる音について、周波数毎の増幅具合を一目で解る様に、次の様な器械「補聴器特性試験装置」で測定すると得られます。

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図B-1 補聴器特性試験装置 本体
図B-2 補聴器特性試験装置の音響箱

実際の測定については次の動画でご覧いただければ解りやすいと思います。

↓ 動画に「音」は収録されていません ↓

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図C 補聴器特性試験装置で記録された「補聴器周波数特性」

図B「補聴器特性試験装置」で得られる図C「補聴器周波数特性」は、Y軸(縦軸)はオージオグラムと同様に音圧の表記です(*)。X軸はオージオグラムと同じ周波数[Hz]です。対数表記なので縦線の間隔が異なります。

(*)
補聴器用の周波数特性は[dB SPL]、ヒトの聴力=オージオグラムは[dB HL]と、絶対値では異なりますが相対的な比較は可能です。

図C 中央に山なりのカーブ2本がご覧頂けると思います。それぞれ「60dB」「90dB」と添えてあります。

「60dB」ラインは「60dBの音を補聴器のマイクロホン(入口)に入力したら、イヤホン(出口)から〇〇dBが出てきたよ(図Dの赤色の数値)」ということを表します。〇〇dBは、左側のY軸の数値を読み取ります。

入力音と出力音の差分は「利得(りとく)」=補聴器内部でどれだけ増幅されたかを表します(図Dの緑色の数値)。

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図D 補聴器周波数特性から読み解く増幅度

この利得が大きければ大きいほど、補聴器内部で増幅している仕事量が大きい、ということです。

装用者がうるささを感じず、言葉がよく聞き取れる様に利得を調整することが、補聴器販売店に課せられた役割です。調整方法(耳栓形状も含めたフィッティング)は各店舗、各担当によって考え方がまちまちで、聴こえ具合も異なります。同じ聴力の装用者に対して、同じメーカー、同じ型式の補聴器を提供する場合でも、調整する人間によって異なる調整を行うためです。

ご自身、ご家族の補聴器について、増幅具合がどうなっているのかを把握なさるために「補聴器周波数特性」のグラフを入手される事をお勧め致します。どれくらいの増幅が適正なのかは後述致します。

また昨今の補聴器は前述の通りデジタル補聴器が主流であり、その調整にはコンピュータを用います。コンピュータで動作する「補聴器調整ソフトウェア」からも「補聴器周波数特性」は入手可能ですが、これは望ましい記録ではありません。

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図E 補聴器特性試験装置と調整ソフトウェアの関係

「補聴器調整ソフトウェア」は、補聴器ごとに異なるマイクロホン特性やイヤホン特性を無視した「多分こうなるだろう」という目標値に過ぎません。補聴器側に感度不良などの不具合がある場合も見抜くことができません。

もしも補聴器販売店舗で補聴器周波数特性を入手される場合は、補聴器を実際に測定する「補聴器特性試験装置」から出力された「実際の周波数特性」をお求めになる様、お勧め申し上げます。

オージオグラムと、スピーチバナナ

スピーチバナナ(日本語,英語),聴覚障害等級_成城補聴器

良い聴こえはどこにある? 成城補聴器ブログ

私の父は聴こえが悪かったです。

家族の呼びかけに応答せず、テレビのボリュームも大きい。でも本人は「聴こえているよ」と言う。この本人と家族の印象のギャップは、なぜ生じるのでしょうか。

補聴器の客観的な指標として、聴力を把握することが大切と前述致しました。その情報として、耳鼻咽喉科、もしくは補聴器販売店舗において「オージオグラム」を入手出来たと思います。このオージオグラムと日常生活での聴こえの対応を考えてみましょう。

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オージオグラム_年齢別閾値
図A オージオグラム_年齢別閾値 (リオン株式会社 リオネット補聴器 総合カタログより)

図Aは聴こえが「良い」方の、年代別オージオグラムです。オージオグラムのX軸(横軸)は音の高さ=周波数です。単位はヘルツ(Hz)。右側ほど高い周波数、左側ほど低い周波数を表しています。それに対してY軸(縦軸)は音の大きさ=音圧です。単位はデシベル(dB)です。

オージオグラムは変わったグラフで、縦軸(Y軸)は下方ほど数値が大きくなり、上方は数値が小さくなります。20代、30代では低い音(図の左側)から高い音(図の右側)まで、概ね0dB(ゼロ デシベル)で聞き取れています。聴力域値には障害がない、と言うことになるようです。

オージオグラムに記載されているライン(最小可聴域値)よりも上の音圧(ややこしいですが、グラフ上では下方)の音は、聴こえているはず、と言う理解になります。

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オージオグラム_聞こえる範囲
図B オージオグラム 聞こえる範囲

ご家族のため、もしくはご自身のために入手されたオージオグラムと、図Aを見比べてみてください。検査(測定)された方の年代に相当する図Aのグラフ(ライン)が、概ね同じ位置、もしくは上方であれば、年齢相応に聴こえが良いと言うことになります。

それに対して下方に位置するのであれば、聴こえが比較的にお悪い、と言うことになるようです。ご心配な方は耳鼻咽喉科を受診なさることをお勧め致します。

↓クリックすると大きな図が表示されます↓

日常の音とデシベルの対比図
図C 日常の音とデシベルの対比図 (リオン株式会社共催 東京都耳鼻咽喉科医会 オージオメータ講習会テキスト オージオメータによる聴力測定Q&Aより)

0dBでも、-10dB(マイナス10デシベル)でも、検査で用いるヘッドフォンから音は出ています。聞こえが良い人達が聞き取ることが可能な一番小さな音の平均を「ゼロdB」としているからです。それよりも小さな音で聞き取る事が出来れば、マイナス デシベルとなります。

さて図Aでは、40代、50代、60代と歳を経るごとに、主に高い音の域値が上昇している(グラフ上では下の方に推移している)事が見て取れます。これはより大きな音にならないと知覚(自覚)出来ない、と言う事です。

でもお年を召されても補聴器を必要となさらない方が多くいらっしゃるのは、なぜでしょう。それは次の図Dを用いてご案内申し上げます。

↓クリックすると大きな図が表示されます↓

スピーチバナナ(日本語,英語),聴覚障害等級_成城補聴器
図D スピーチバナナ(日本語,英語),聴覚障害等級_成城補聴器

図Dは、成城補聴器で作成しましたオージオグラムです。大きなバナナが中央に二本、見えます。これはある言語がことばとして必要とする周波数帯、音圧を模したもので「スピーチバナナ」と呼ばれます。黄色いバナナが「日本語」、緑色のバナナが「英語」です。

緑色のバナナ(英語)は、黄色いバナナ(日本語)に比べて右上方向にズレています。英語は、日本語に比べてより高い音や小さな音が多く含まれている事がわかります。

日本人が英語のヒアリングを苦手とするのは、英語の子音は日本語に含まれない周波数帯があるために、聞き取りが困難であるからと教えられた事があります。英語は子音が重要な言語で、日本語は母音が大きな比率を占める言語である事が伺えます。

このことから、聴力がある程度低下しても(域値が上昇しても)日本語の聞き取りには(英語に比べて)不自由を感じない場面が多いことを示唆します。

私の父のオージオグラムは、高い周波数帯が聞き取り難く、低い周波数はなんとか母音を聞き取れるようなカーブを描いていたようです。そのため本人にとっては母音がよく聞こえているため「そんなに不自由ないよ」と言うことになります。日本は欧米諸国に比べて補聴器の普及率が低い(*)のは、色々な原因が推測できますが、そんな言語の違いも影響しているように思います。

(*)
Japan Trak(ジャパン トラック)2015(日本補聴器工業会 調べ)において、各国の難聴者率、補聴器使用の調査がなされました。難聴者率は各国ほぼ同じであるのに対して、使用率は日本が他国に比べて低いことが判りました(図E参照)。

→日本補聴器工業会 HP

↓クリックすると大きな図が表示されます↓

難聴者率、補聴器使用率
図E 難聴者率、補聴器使用率

この影響は国家間の公的支援の違いなどが考えられていますが、言語の周波数特異性による恩恵(ヒトの加齢性難聴は高い周波数から始まるが、言語としての日本語は比較的低い周波数が重要)もあるように推測します。

補聴器を必要とするのは、多くの場合、ことばの聞き取りに困難を覚えるときだと思います。音圧、周波数の側面から見ると、このスピーチバナナの範囲外まで聴こえが悪くなられたときに、そのように感じられると思います。

ここで図Dを例にしますと、聴こえが良い80代の方でも、日本語の黄色いスピーチバナナに高い周波数帯域が掛かっています。でもほとんどのバナナはまだラインの下方(聴こえているエリア)にあるので、補聴器は不要と考えられます。

このオージオグラムのラインがグラフ下方に下がってきた=聴こえがお悪くなってきた(ややこしいですが「域値が上昇している」といいます)方は、そのラインよりも更に下方の音しか自覚できません。

ある方は、子音が聞き取りにくくなった時に難聴を自覚されるかもしれません(例:250Hzから1,000Hzが35dBくらい。且つ2,000Hzが50dB以上)。またある方は、スピーチバナナの半分くらいが聞き取れなくなった時(例:250Hzから2,000Hzが50dB以上)かもしれません。

その他、家族に大きな声で話してもらうことができる立場の方なら、スピーチバナナ自体が下方に移動(音圧が上昇)しますので、補聴器自体が不要になるかもしれません(私の父はこのタイプでした。結果的に母はいつも大きな声で話す必要があり、周りの人が大変でしたけれども)。

全ては個人差と環境に応じて異なりますので、参考例としてご覧頂ければ有り難いです。